サッカーサッカー

日曜日の夜、NHK特集でカメルーン出身のエトさんというサッカー選手の番組を見ました。あたしはスポーツのこと全然知らなくて、そもそもテレビもあんまり見ないんだけれど、その番組見ながら、泣いてしまいました。貧しいアフリカから努力して一流の選手になって、彼にとってサッカーは「義務」なんだという言葉に、アフリカのひとびとが今もまだ植民地支配の中にいることに改めて気付かされました。ファノンを思い出しながら、涙が出ました。
彼が試合の途中で観客からの差別の声(黒人に対する侮蔑として猿のマネをする)に抗議して退場しようとしたとき、ブラジルのロナウジニョが「兄弟、自分も一緒に退場する」と言ったこと、敵チームのアフリカ系選手が「闘って見返そう」と言ったこと、これも感動しました。スポーツはファシズム的だと一方的に思い込んではマズイね(もちろんあたしのこと)。日本のサッカークラブの選手のなかには在日のひとも沢山いるし、今回も共和国のチームで闘う在日選手もいるわけで、そういうのは当たり前なんだということがもっとひろがればいいなと思いました。
昨日のカメルーンと日本の試合は、いつもの居酒屋で見ていましたが、カメルーンが負けて、ちょっと残念ね。月の子